ちょっと自慢?
今月は、改めて当社の立ち位置を再確認してみたいと思います。各事業部の所属する業界や地域の中で、当社の各事業はちょっとは光った存在と見られていることは事実で、皆さんもそれを密かに自慢に思ったりしていませんか。
人間、自分の勤め先が褒められて嫌な気になる方は滅多にいませんし、褒められないより褒められた方が良いに決まっています。ひいては、ご家族の方や知人といった、ご本人以外の周辺の方々からの見え方も違ってきますから、当然です。
どうやって維持する?
では、その皆さんの「ちょっと自慢の会社」を維持し、さらに高めていくには何が大切でしょうか。ここで、改めて当社が「サービス業」であることを思い起こして下さい。サービス業という仕事は箱ものがあれば良いかと言えばそうではなく、むしろこの空箱にどういうお肉を付けて血を通わせるか、がとても重要です。
漕ぎ続けること
それも、一旦動き始めればあとは自動的に動き続けるものではなく、自転車のように常に漕いでいないと、止めたら最後、若干の空走時間に糠喜びしている間にぶっ倒れてしまいます。ですから、白鳥みたいに、表では優雅な様子を見せつつも、実は水面下では必死に足を動かし続けていないといけません。さらに、この自転車は誰か一人が漕げば動くものではなく、皆さん一人一人が気持ちを合わせて漕がなければ動きません。この「漕ぐ」ということは、当社では「サービスをする」という事に他なりません。仮に、誰か一人がサボれば、周りがそれを支えていかなければ動き続けることができません。当社にいる限り、誰一人として私だけはしなくても良い、という人はいません。
そもそも会社があり続けるために
原点に立ち返って頂きたいのですが、そもそも会社があるから私たちは毎月給与が頂けている訳です。その会社が続いていくために必要な事は、私たち一人一人が自分の業務の中でできる事=サービスを、日々また日々、繰り返し繰り返し行っていく事です。「毎日同じことの繰り返し」と思うのかもしれませんが、お客様からすればいつも初めてのことです。ですから、ゴミが落ちていれば拾う、埃が積もっていれば拭く、置いてあるものが曲がっていれば直す、お客様に道を譲る、黙礼する等々、ちょっとした事(=できるサービス)はいくらでもあります。
地道な積み重ね
下品な言い方かもしれませんが、それがお金を落として頂いているお客様に対する私たちの心構えであり、最低限のマナーというものではないでしょうか。気持ち良く過ごして頂ければ、当然また次も来よう、という気持ちになることは自明の理ですよね。そして、その積み重ねがゆくゆくは業界や地域の中での存在感に繋がり、この「ちょっと自慢の会社」を高みに上げていくのです。
自分にできることをする
今の自分は、会社から何某かを得て日々を食べることができている、その会社は全員が動かなければたちまちパタッと立ちいかなくなる、だから自分にできることはどんな小さいことでも良いから自らやる、それにより明日の自分があり、自分たちも誇りを得ることができるのだから・・・。
不満をせいにして立ち止まらない
仕事の上では、皆さんにもいろいろご不満があろうかと思います。下には下の、真ん中には真ん中の、上には上の、それぞれの不満と悩みはありますし、決して自分が思った通りになんか会社は動いてくれません。しかし、だからと言って自分だけは立ち止まって良い、傍観してもよいという言い訳にはならないと思いますし、間違ってもそれはお客様のせいではありませんから、当社では私達はまず動く、そして動きながら一緒に考える、という順序がとても大事ではないか、と最近よく考えます。私も、簡単ではありませんが、決して日常に慣れず弛まないよう努め、自らを戒めて緊張感を持ち続け、日々の業務に取り組んでいきたいと思っております。