青空と青い海、心おもむくまま

ご訪問ありがとうございます。このブログのきっかけは、もともと会社時代に社員の皆さんにお送りしていたレターでした。会社や人生の様々な悩みに対するヒントや、楽しく働くきっかけになればと書いていたものです。退職後も引き続き、日々の思いを書かせて頂いております。何か少しでも参考になれば幸いです。また、皆さんからご意見も頂ければ嬉しいので、よろしくお願い致します。

いよいよ事業が再開しました(2020/6号)

ようやくコロナに営業自粛から営業再開となりました。これからは、待ちから攻めに転じていきましょう。これからの時代、お客様が求めるものは確実に変わっていくと思いますが、まだよくみえません。時間は皆に平等でありますので、動きながら答えを見つけていきましょう。

事業再開まで

一月末に感染が拡大し始めた新型コロナウィルスは、二月には日本でも感染が広がり企業活動が自粛モードになりました。三月末には一部事業所が時短営業に入り、4月7日緊急事態宣言発出後は当社事業所の半数にあたる15事業所で休業に入りました。さらに、4月16日宣言全国拡大を受け、新たに7事業所が休業し、残った8事業所も自粛営業に移行しました。5月6日の宣言解除期限が五月末まで延長され、12事業所は屋外の自粛営業で事業を再開したものの、残りはさらに休業を延長しました。5月14日39県の制限が解除され、一部の事業所が5月23日より営業を再開し、いよいよ6月1日、残っていた全ての事業所が営業再開の運びとなりました。

 皆さん、本当に長い間お疲れ様でした。そして、今まで一人も感染者を発生させなかったのは本当凄いことだと思います。皆さんの日々努力の賜物として感染者が発生しなかったのです。

置かれた状況での最善の行動

 この間、長期間休業した事業所、休業はしなかったものの自粛営業を余儀なくされた事業所、在宅勤務を主とした本社まで、当社の各事業所は様々な対応を行いました。そして、従業員の皆さんには、自宅待機や在宅勤務、休暇の取得、事業所の保守点検や清掃作業など、普段とは違った業務に従事して頂きましたが、共通して言えるのは、業種や立場は違えど、皆それぞれの立場、置かれた状況の中で最善を尽くしてくれた、ということだと思います。このようにして得た貴重な経験が、再開後の業務に何等か結び付いてくれるなら、弊職としては嬉しい限りです。

収益の落ち込み

 しかしながら、この間、会社の損益は惨憺たるものとなりました。

五月分収益は現在集計中ですが、貴重なゴールデンウィークを例年のように稼げませんでしたので、さらに収益は悪化する事はお分かりと思います。

このような状況ですので、従業員の皆さんには十分な手当てができずに誠に申し訳ないと思っておりますが、痛みを分かち合うことも時に必要であることをご理解頂き、ここからまたみんなで頑張っていこうではありませんか。

待ちから攻めへ

 宣言が解除されたからといってコロナウィルスが無くなった訳でもなく、首都圏では第一波が終結すらしていないのでは、と言われている中、お客様の足の戻りもまだまだ鈍いと思われます。

少なくとも年内一杯はこういう事態が続くでしょうし、お客様の我々のリゾートに求める考え方も変わってくるのではないでしょうか。ですから、「いずれは戻るから」と待つのではなく、これまでとは違った収益の稼ぎ方を模索していかねばなりません。これからは「待ち」ではなく、新しい収益を求めて攻めていく姿勢が大事なのではないでしょうか。これまで、そんなことは通用しないと思われていた、荒唐無稽な考え方や、やり方が受け入れられるようになるかもしれないのです。

お客様が求めるもの

決して、お客様が安らぎと癒し、寛ぎをリゾートに求める気持ちが無くなる訳ではなく、むしろ今まで以上に求められ、その存在は大事なものになる、と思われます。

ただ、その在り方や価値観が、コロナという経験を経て、日本人の中で大きく変わってくるかもしれません。

「それはこう変わる」と、具体的な像を指し示せれば良いのでしょうが、弊職にはまだボヤっと煙らしきものしか見えてきておりません。ですから、アンテナを張り、これから何がどうなっていくのか、見極めていかねばなりません。

何も確実なものはない、予想困難な不確実な時代と言われる現代において、過去の必勝パターンに固執することなく、新しい収益モデルを創造することで、これまでの収益の凹みを埋め、さらにそれを上回ってやろう、ぐらいの気概を持ちたいと思います。

 

時間は誰にも平等

時間というものは、人間みんなに共通に平等に与えられています。ただ、それをどう使うかは、個々人の自由です。ボサッとしても、チャッチャッと動いても一緒です。どうせ答えがわからないなら、動いてみて、動きながら一緒に考えませんか。

動けばきっと何かが見えてくるように気がします。

新しい時代の当社の在り方と役割を皆さんと一緒に考え、5年後10年後の明るい未来の実現に向けて頑張ってまいりましょう。