コロナの影響によりすべてが止まってしまいました。いずれまたお客様は戻ると信じ、準備を怠らないようにしましょう。ただ、すぐには戻らない、そして元には戻らないことを自覚していないと、取り残されてしまうかもしれません。
2020/5現在
当社では2020/5の今、一部の事業所は自粛営業という通常ではない形で業務を行って頂いており、その他の事業所は未だ休業を余儀なくされおり、皆様には様々なご負担をかけておりますが、日々いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウィルス感染症の拡大のスピードも、漸く少し落ち着きを見せ始めてきており、まだはっきりとしたことはわかりませんが、今週末あたりの政府による緊急事態宣言の見直しもあるかもしれないと言われている、今日この頃です。
コロナによる外出自粛により、私たちの生活は大きく変わることになりました。
遠くからのお客様の来場が制限され、まるで鎖国状態に陥ったようです。
それにより、私たちの仕事の大部分は休業を余儀なくされ、従業員の皆さんも自宅にいる機会や時間も多くなり、さらに、不要不急の外出も自粛が要請されているため、私たちの生活圏が急に小さく小さくなってしまっています。
コロナのために、他人との接触の機会が極端に減ってしまっています。
今、世界中の皆さんの生活のサイズがちんまりとしてしまっています。・・・
お客様が求めるもののために
私達の仕事は、お客様に対して、ゴルフをしたり、ホテルに泊まったり、お風呂に入ったりしに来てもらうことです。そこには、ただ単にその行為をするだけでなく、日常では味わえない出会いや体験、癒し、くつろぎを求めてやって来られます。その最も大事な要素は、私達従業員とのコミュニケーションです。
何気ない一言も含めて、そのプラスアルファによる満足感があるからこそ、わざわざ遠いところを貴重なお金を払ってきて頂けているんだと思います。
ですから、このコロナ感染が少し落ち着いた時、きっとお客様たちは皆さんとのコミュニケーションを待っていらっしゃって、それを求めて戻ってきて頂けると、私は信じております。
その日のために、みんなで準備を怠らない様頑張りましょう!・・・
すぐには戻れない
ただ、そこには二つ忘れてはならないことがあります。
一つはすぐには元には戻らないということ、もう一つは決してコロナ前の日本には戻らないこということ、です。
一度小さく縮んだ皆さんの生活は、いきなり元の大きさに戻ることはありませんし、また無理やり戻そうとすれば、またまたコロナの感染が拡大し緊急事態宣言に戻ってしまいます。
ですから、休業を再開する時は「恐る恐る」でいいと思います。徐々に元に戻すことを考え下さい。「急いては事をし損ずる」という言葉通りだと思います。
焦って元も子もなくなることだけは避けなくてはなりません。
ゼロよりはマシ、ぐらいの気持ちでのリスタートが大事かもしれません。
元には戻らない覚悟
さらに、このコロナを経験したことにより、これからの日本人の考え方が変わり、価値観も変わるのではないかと思います。先に書きましたが、私達リゾートに求められるものは非日常体験による癒しやくつろぎであり、そのためにはコミュニケーションが大事なのですが、その有り方も変わるのではないでしょうか。しばらくの間は、お客様と面と向かってお話すること自体すら避けなければなりません。
ですから、それに代わるコミュニケーションを考えていかなければなりません。
コロナの感染が落ち着いた後になっても、決して二か月前以前と同じ状態にはならない、と考えることが必要だと思います。大きく言うと、お客様がリゾートに求めるものが変わることを覚悟しましょう、ということです。私たちは、これからのお客様との新しい関係の在り方、価値の提供の仕方を模索し、それを積極的に仕掛けていくチャレンジを疎かにしてはいけないと思うのです。またあの頃のように戻ると信じていると、私たちは時代に取り残されてしまうかもしれません。・・・
以上、今月(20220/5)は少し遅くなって、私見をつらつらと書かせて頂きましたが、こういう非常事態にこそ会社の真価が問われます。私は、皆さんと共に何とか乗り切っていきたいと思いますので、是非皆さんのお力を貸していただければ幸いです。