青空と青い海、心おもむくまま

ご訪問ありがとうございます。このブログのきっかけは、もともと会社時代に社員の皆さんにお送りしていたレターでした。会社や人生の様々な悩みに対するヒントや、楽しく働くきっかけになればと書いていたものです。退職後も引き続き、日々の思いを書かせて頂いております。何か少しでも参考になれば幸いです。また、皆さんからご意見も頂ければ嬉しいので、よろしくお願い致します。

どう働きますか(2022/2号)

今月のお題ですが、いま私たちは仕事をする上で、コロナ禍にあり物理的に様々な制約を受けておりますが、そんな中でもどう働くか、について私見を述べたいと思います。

人はどうして働くのでしょうか。お金だけのためでは息が詰まってしまいませんか。日々、自分の人生を楽しく生きるために、笑顔を忘れないようにしませんか。笑って損した人はなし、といいますよ。

働くことの意味

マスクは外せない、三密も避けなければならない、食事も酒飲みもままならない等の制限がもう二年も続いていますが、そんな中でも否が応でも私たちは長い人生の多くの時間を仕事場で過ごさなければなりません。では、その働くことの目的は何でしょうか。富や収入を得ることでしょうか。長い人生の多くの時間をお金だけを目的にして生きることは、疲れてしまわないでしょうか。

幸福感の素

人は、誰もが何等かで幸せになりたい、と考えていると思います。ただ、お金は必要なものですがその多寡だけが幸せのバロメーターではなく、長い時間を一緒に働く中で、その人間関係がどうあるかが、実は皆さんの幸福感を決定づけるのではないでしょうか。

楽しく働くことが成果を生み、かつ良い人間関係が幸せな職場を作ります。

自分のために

私たちはよく「~のために」と言いますが、決して私たちは誰かのために生きている訳ではなく、いわんや会社のためでもなく、自分のために生きて、そして働いているのです。ほとんどの人は、宝くじにでも当たらない限り何等かで働いて稼がなければなりません。どうせ働くならば、ウツウツとではなく楽しく働きたいですよね。でもそうはいっても、仕事というものは仲良しクラブではなく常にガチンコ勝負ですから、楽しいことばかりではありません。

笑顔を作る

そんな中で自分自身が楽しくなるように働きたいのなら、楽しくなくてもまずは笑顔という形を作ってみましょう。

「笑門来福」、「笑う門には福来る」と言います。マスクの下で無理してでも笑顔になることで、結果的に自分も楽しくなり、周りも明るくなるし、周囲との関係も良くなります。皆さんは、仏頂面と笑顔はどちらが好きですか。怖い顔をしても決して仕事がはかどる訳でもないし、ひょっとして、仏頂面しているのは「仕事やってる感」を出しているだけかもしれません。ただ笑顔といっても、ヘラヘラとニヤけた笑顔はいけませんし、かえって信用もされません、周りからみて心から楽しそうだと思える笑顔をしてみませんか。その笑顔が皆さんの職場の関係性を良くし、結果的には皆さん自身の幸福感、働いていて楽しいという気持ちに跳ね返ってきます。

自分の人生を生きる

お金も大事ですが、それだけでは長い人生を気持ち良く幸せに過ごせません。自分が幸せと感じるような職場環境を作るのは会社ではなく、周りの人でもなくて、実は自分自身だということに気が付くと、「自分のために」自分の人生を生きることができるようになるのではないかと思います。息詰まるような日々の中で、笑うことで息を吐き、体の緊張をほぐし、副交感神経を刺激してリラックスする、そして笑いは身体の免疫力を上げる効果もあると言われています。

ニーチェ曰く

19世紀のドイツの哲学者ニーチェはこう言っています。

『もっと喜ぼう、ちょっといいことがあっただけでもっと喜ぼう。

喜ぶことは気持ち良いし、体の免疫力も上がる。

恥ずかしがらず、我慢せず、遠慮せず、喜ぼう、笑おう、にこにこしよう。

素直な気持ちになって、子どものように喜ぼう。

喜べば、くだらないことを忘れることができる。他人の憎悪や憎しみも薄くなっていく。周囲の人たちも嬉しくなるほどに喜ぼう。

喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び嬉しがって生きよう。

(ツァラトゥストラはかく語りき)』

笑って損した人はなし

仕事上、笑うために無駄口をたたくことは本末転倒ですが、明るい笑い声と笑顔が絶えない活気のある職場は、お客様や客先様から嫌われることなく好感を持って受け止められるでしょうし、それに甘えてはいけませんが、例え失敗があっても厳しい声にはなり難いのではないでしょうか。「和気生財」とも言います。

コロナだからと言って、笑ってはいけないなんてことはありません。マスクの下で表情を殺す必要はありません。むしろ笑うことでコロナを吹き飛ばしましょう。

「笑って損した人はなし」とも言います、せっかくですから笑顔で働きませんか。