青い空と青い海、心おもむくまま

ご訪問ありがとうございます。このブログのきっかけは、もともと会社時代に社員の皆さんにお送りしていたレターでした。会社や人生の様々な悩みに対するヒントや、楽しく働くきっかけになればと書いていたものです。退職後も引き続き、日々の思いを書かせて頂いております。何か少しでも参考になれば幸いです。また、皆さんからご意見も頂ければ嬉しいので、よろしくお願い致します。

気持ち良く働くということ(2020/9号)

今月(2020/9)は「気持ち良く働く」ということについて、私の考えを述べさせて頂きたいと思います。

人間は、自分がしたことを人が喜んでくれる姿を見るのはうれしいものです。職場においても、周りからありがとう、と言われるように働くことは、他者への貢献の達成感が得られ、気持ちよく働くということにつながるとは思いませんか。

社会の一員として

人間は動物の中でも社会性を持っております。社会性があるということは、一人一人で単独に行動する、ということではなくて、大きなコミュニティの一員として生きる、ということです。その中で、社会の一員として認められるために、自分の存在意義を認めてもらうために、人間は社会や他人に貢献しようとし、その貢献が達成されたという満足感をもって「幸せ」を感じるのではないでしょうか。「人が喜ぶ姿を見て嬉しい」という感覚があるから、人間は社会性を維持することができている、とも言えると思います。

幸せとは

人間の感じる幸せというものは、お金や物を所有するというような物理的な欲求が満たされることによる幸福感から、他人の喜ぶ姿が見たいという精神的な幸福感まで様々です。ただ、前者は有限ですが求め始めるときりがなく、後者は無限ですが小さくても満足することが出来ます。後者があるからこそ、人間社会はこれまで発展することができてきたのかもしれません。

他者への貢献

他人への貢献による達成感は、私生活だけではなく、会社というコミュニティの中でも当然に得ることができます。会社は組織として結果を求めますが、それに対する取り組み方は自由です。他者の指示を待ち、指示された通り、言われたがままに動いて働くことと、自ら考えて自らの意思で動いて働くことと、どちらも仕事の結果は同じなのかもしれませんが、働く皆さんの中に残るものは違います。

気持ち良く働く

自分の仕事の結果から誰かが喜ぶ姿を想像し、そのために自分でやり方を考えて工夫し、時には周りを巻き込んで、自ら仕事をやり遂げた時の達成感はとても大きいのではないでしょうか。それは小さな幸せかもしれませんが、何にも代え難いものです。そして、それが「気持ち良く働く」ということではないかと思います。是非、「ありがとう」と感謝の意を伝えたいですね。特に、人生の大半の時間を過ごす職場において、毎日をどう働くかは個々人の自由ですが、指示待ちと自ら動くのと、その結果得られるものはまったく違い、その蓄積は将来大きくご本人に跳ね返ってくるのではないでしょうか。さらに、気持ち良く働いている従業員が数多くいる事業所は、お客様から見ても輝くような素敵な事業所に映るんだと思います。

ですから、どうせなら皆でそんな会社にしていきたいと思いませんか。・・・

何のために働くのか

さてここで質問です。

皆さんは「働くために生きるのか、生きるために働くのか」と聞かれたらどう答えますか。はたまた、若い人から「先輩は何のために働いているのですか」と聞かれたらどう答えますか。・・・

たまには、そんなことを自らに聞いてみて、自分を振り返ってみるのも面白いと思います、是非、時間があるときに考えてみて下さい。