今回(2019/7)は「感謝」ということについて触れてみたいと思います。
感謝とは言われてするものでなく自らするものです。
サービス業として、どんなお客様にも公平に感謝しましよう。
そして、感謝を声に出すことでプラスのエネルギーが生まれ、仕事が楽しくなっていきます。
感謝はこちらからする
何となくくすぐったい言葉ですが、「感謝」とは「心にありがたく感じ、そのありがたいと思う気持ちを表すこと」です。
ですから、そもそも「感謝」とは自分が自らどう感じるかであり、人に言われてするものではありません。
人とのかかわりを積極的に持たないようにして生きている人は、あまり何かに対して感謝するという気持ちを持たないのかもしれませんが、人と人との関係において、「感謝する」という気持ちを持つということは、持つことそのものが人を育て、感謝する心が自分を磨く、とも言います。
ですから、どんな小さなことにでもいいので、積極的に感謝をしてみませんか。
プラスのエネルギー
「感謝するなんてちゃんちゃらおかしいや、こっちが感謝されたいぐらいだ」という気持ちもわからないではないのですが、まずはこちらから感謝しないと、相手からも感謝はしてもらえません。
同じことに対して、皆さん各々がどう感じ、どう捉えるかにより、それは「不満」にもなるし、「感謝」にもなります。
「不満」はストレスの素、「感謝」はエネルギーの素になりますので、同じ持つならプラスエネルギーの「感謝」の方がお得だと思いませんか。
感謝は世界共通
ところで、日本には「感謝する祝日」というものがあり、現在は「勤労感謝の日」と呼ばれていますが、これはもともと「新嘗祭<にいなめさい> (五穀豊穣を八百万<やおよろず>の神様に感謝するお祭り)」というお祭りからきております。
また、アメリカにも偶然に、同じように「感謝祭Thanks Giving Day(これも収穫を神様に感謝する日)」という祝日があります。
さらには、母の日、父の日なんかも、両親に感謝する日とされています。
これらは、「様々なものに感謝することを忘れないで下さい」という趣旨でわざわざ祝日として設定されているのだと思います。
かように、感謝というものの重要性については、古来から世界共通の認識なのではないでしょうか。
どんな方にも公平に感謝する
さて、我々はサービス業を業として営んでおります。
サービスを提供させていただく相手であるお客様は、すべての方が(我々にとって)良いお客様ばかりではなく、いわゆる嫌なお客様もいらっしゃいます。
我々は、(我々にとって)良いお客様でないと、感謝できない、感謝しないのでしょうか。
我々は、サービス業のプロ(=サービスを提供することで金銭対価を頂く仕事)として、どんなお客様にも等しく公平にサービスを提供する義務があり、それができるようになっていく過程において、自分自身の人間性が高められていくものだと思います。
(本来、サービス業とは自分自身の人間性が問われる仕事なのかもしれません。)
どんな方に対しても、公平に感謝の気持ちを持つようにする、努力する。
感謝は口に出さないと伝わらない
そして、「感謝」という思いは、口に出さなければ伝わりません。
感謝の思いを口にすることで、ひょっとすると皆さんたちは、Good Luckを呼び寄せることができるかもしれません。
皆さんのその素直な感謝の言葉が、自分も周りも幸せにします。
心からの「サンキュー、ありがとう、ご苦労様」の一言で、自分の職場と仕事をより楽しいものにしていきませんか。