青空と青い海、心おもむくまま

ご訪問ありがとうございます。このブログのきっかけは、もともと会社時代に社員の皆さんにお送りしていたレターでした。会社や人生の様々な悩みに対するヒントや、楽しく働くきっかけになればと書いていたものです。退職後も引き続き、日々の思いを書かせて頂いております。何か少しでも参考になれば幸いです。また、皆さんからご意見も頂ければ嬉しいので、よろしくお願い致します。

悪いことも見方を変えれば悪くない(2021/11号)

 今月は「悪いことも見方を変えれば悪くない」ということについて、お話をさせて頂きたいと思います。悪いことが起きて、そちらばかりに気を取られても、余計に悪くなるだけです。悪いことは考え直す良いきっかけ、と感謝して、しがらみを断捨離してみてはどうでしょうか。見方を変えれば悪いことも悪くないかもしれません。

悪いことは私だけに起きる?

私たちは生きていると、日々の暮らしの中でいろいろなことが起こります。何をやってもダメ、ちっとも上手くいかない、どうして自分はこんなにもついていないのか、等々と思うことが多々あります。そうして、上手くいかないことは続くもので、不幸は連鎖します。まさに、自分は悲劇のヒロインです、なんで自分だけこうなのか、気分はどんどん暗くなり落ち込んでいきます、負のスパイラルです・・・

思い通りにいかないのは当たり前

ちょっと待って下さい、本当にそうでしょうか、ご自分だけが上手くいっていないのですか。悪いことは自分以外の方にも平等に起きているのではないでしょうか。

人生思い通りに上手くいかないのは、当たり前ではないでしょうか。メディアやSNSに登場する方たちが、皆さん上手くいっているかの如く喧伝されているので、そういうのと比べて自分は何て不幸なんだ、と思ってしまっているだけではないですか。人生なんて、実はそんなにうまくいくものばかりではないのではないでしょうか。

悪いと考えるとなんでも悪くなる

悪い、わるいとしか考えないと、どんどんと悪くなるだけです。何も変わりません。

その悪いと思われていることも、見方や考え方を変えれば、実はそんなに悪いことではないかもしれません。「こうでなければならない」「~べきだ」というご自分の思いからするとそれは悪いこと、上手くいっていないことなのでしょうが、そもそもそれは絶対なのでしょうか。または、本当に悪いことなのかもしれませんが、それをきっかけに自分を見直すことができ、その結果気持ちを切り替えることができたと思えば、「お得した」と言えるのではないでしょうか。全て何でも自分の思った通りに事が進むなんてことはないし、人類みんながそうなったら大変な世界になってしまいます。

悩む自分をほめてあげよう

100%常に上手くいくことなんかあり得ないとわかっているのに、ご自分だけは上手くいきたいのですか、そうなったら神様になってしまいますよ・・・

 ちょっと肩の力を抜いて、一歩下がって自分の周りを見回してみると、なぁんだってことになるかもしれません。

こんなに悩んで苦しんだ自分を「頑張った、すごい」と認めてあげて、どんな事にも意味はあるんだと認める。見直すという行為により、一旦立ち止まっていた自分をリセットするきっかけを大事にして、今度は本当に自分のためにもう一度動き出すことが大事なのではないでしょうか。

上手くいかないと嘆く弱い自分自身を認め、それを前提にまた始める。

しがらみの断捨離

そして再スタートに際しては、これまでのしがらみを見直してはどうでしょうか。

しがらみの断捨離です。何のために、自分は頑張るのか、もう一度見直してみてはどうでしょうか。ひょっとして、もしかして、家族や先輩、友人、同僚たちの評価を優先していませんか。他人からどう見られるかが、そんなに大事でしょうか。よく見られようが悪くみられようが、結局最後は自分の人生でしかなく、どうなろうが誰も保障してくれません。自分が自分のために生きるためには、時には戦うことも必要ですし、そこに遠慮はいりません。大げさなようですが、自ら戦うという決意がとても大事です。

悪いことは良いきっかけと感謝する

そういう決意をさせてくれたきっかけになった「悪い事、ついていない事、上手くいかなかった事」は、結局は悪いことではなかった、むしろ自分にとって良いことだった、と捉え直してはどうでしょう。いくら不平不満を並べて叫んでみても何も変わりませんし、逆に周りから人は自然に遠ざかっていってしまいます。

自らのことは、自分自身において始めないとどうしようもないのです。

悪いことも見方を変えれば悪くない・・・